INTERVIEW

仕事の原動力は、間近で感じる学生の成長

平成28年4月 採用

高 香織

広島大学国際室国際部留学交流グループ

仕事の内容

留学交流担当として、本学の各種留学プログラムの企画・運営業務に携わっています。並行して、文部科学省より採択された国際教育連携の支援事業の下、教育プログラムを運営しています。中でも、アフリカの大学(エジプト、ザンビア、マラウイ)との教育プログラムで実施している短期派遣プログラムや交換留学プログラムは特に印象に残っています。この新プログラムを通して、アフリカ諸国に関心を持つ学生数が格段に増加しました。多様な世界に触れられる機会を学生に提供できたことをとても嬉しく思っています。

学生

海外研修の引率では、学生がさまざまなものを見聞きして成長する姿を間近で見ることができることが一番のやりがいです。そもそも私がIT業界から大学職員へ転職したのは、「人の成長につながる仕事がしたい」という思いがあったから。私がかつて留学を通して成長できたのと同じように、学生の皆さんにも留学を経験してステップアップしてもらいたい。この思いが、日々の業務の原動力となっています。

Q&A

仕事をする上で大切にしていることはなんですか?
「危機管理」を常に意識することです。本学は世界50か国以上に協定校があり、国や地域によって文化や習慣はさまざまです。本学に学びに来る留学生及び海外への派遣学生が安全に過ごせるよう、日々細心の注意を払っています。新型コロナウイルスが流行した年には、渡航学生の緊急帰国に対してのサポートや心のケア等、留学に関係する職員全員が力を合わせて学生一人ひとりに寄り添った対応をしました。各担当職員が危機管理意識を持って日頃から情報共有を行い、丁寧かつ即座な対応できる体制を築いています。
今後の目標を教えてください。
海外への派遣学生数を増やすことです。これまでも留学によって多様な学びや気づき、出会いを経験し、成長した学生をたくさん見てきました。短期研修での経験から長期留学に関心を持ったり、交換留学を通して将来のキャリアに繋がるかけがえのない経験を得たりする学生もいます。留学を阻害する要因を可能な限り取り除くことで、たくさんの学生にこうした経験をしてもらえるように、今後もチーム一丸となって業務に取り組みます。

業務の流れ

留学交流事業に関する業務の流れ

5月

留学促進イベント「留学WEEK」開催

新入生や留学に興味のある学生をターゲットに、留学に関するさまざまなイベントを実施する1週間です。ただ情報を提供するのではなく、学生のニーズや関心も同時に把握することも意識しています。ここで得たリアルな情報を、プログラム内容や広報に反映します。

8月

サマープログラムの実施

世界中の連携大学から学生を招待し、あらゆるテーマでサマープログラムを開催します。全プログラム共通で実施するのが、平和記念日に合わせた平和学習です。本プログラム成功のため、職員は総動員で企画から運営までの業務を担います。猛暑の中ですが、学生たちが活発に交流する様子を見ると、疲れも吹き飛びます。

11月

外部資金等による教育プログラムの立ち上げ

新規事業が採択されると、年度内に海外連携大学との協定締結や各種プログラムの実施についての協議を開始します。翌年度から留学生の受入や本学からの学生の派遣を円滑に行うために、関係各所と連携をとりながら業務を進めます。

3月

各種報告書の作成、事業評価委員会の開催等

中期目標・中期計画及び予算関連の報告書作成や翌年度の計画を立案します。外部資金を活用した事業では、翌年度の運営に反映すべく、外部有識者より助言をいただくことを目的とした外部評価委員会を開催します。委員会実施に向け、1年間の実績報告及び自己点検による課題の抽出等の準備を行います。